About calculation


チェスを始めてしばらく経つと、読みの能力が必要、読みの能力を上げれば
チェスの実力が上がる、ということを知り

どうすれば読みの能力を上げられるだろう?
ということを考えるようになります。

読みの能力を上げるための方法を知るために、以下のことについて
述べていきます。


  • 読みとは何か?
  • いつ読みを行うか?
  • 読みのタイプ
  • 読みの能力を上げる方法



読みとは何か?


先の局面について考え、有利を得ようとすること、不利を回避しようと
すること。



いつ読みを行うか?


最も簡単な解答は「 常に 」。
オープニング、ミドルゲーム、エンドゲーム、それぞれにおいて読みが必要となります。



読みのタイプ


何を目的に読みを行うかにより、読みのタイプが異なります。
例えば、タクティクスにおける読みは、駒得して有利を得たり、相手キングを
チェックメイトしたり、あるいは相手のタクティクスにより、こちらが駒損
したり、メイトされることを回避するための読みもあります。

エンドゲームにおける読みは、状況を把握して、自分が勝つための方法
引き分けにする方法、を見つけたり、どうなると負けるかを知ります。

また、戦略的な読みもあり、こちらは Strategy や Positional Play について
本などで学ぶことにより、戦略的な読みが行えるようになるでしょう。


通信チェスでは分析ボードを使い、先の局面について確認することが
できますが、このように、先の局面を確認できれば、有利を得られるか
不利を招くか、あるいは無効だと分かる読みもあれば、分析ボードで
いくら先の局面を確認しても、どのように読めば良いのか? 分かって
なければ有効に読みを行えなかったり、有利を得るため、もしくは不利を
回避するために気づかなければならないことがある読みもあります。
プレイヤーの経験や知識によっても読み方が異なります。



読みの能力を上げる方法


基本的には、タクティクス問題や、エンドゲーム問題を解くことで
読みの能力が上がっていきます。時間をかけて考えられる通信チェスも
読みの能力を上げる効果があります。

読みに関わってくること
思考力
記憶力
パターン認識力
気づく能力 ability to find
直感
集中力
Thought process
Visualization
読みを妨げる要因

読みの能力に関わることを改善させることで、読みの能力を上げることが
できます。パターン認識力は、タクティクス問題や、エンドゲーム問題を
解くことで能力を高めやすいです。

Thought Process と Visualization、読みを妨げる要因、については
別記事で扱います。

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